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活動報告

CAP―子どもへの暴力防止プログラム

2005年6月11日(土) 佐々木
主催 いちはら市民ネットワーク

 初めてCAP「子どもが暴力から自分を守るためのプログラム」に参加しました。独身の私に必要かしら?いやいや将来もしかして授かるかもしれない私の子どものためになるかね?などと思っていたら、なんとなんと私の心の中に住む「小学三年生のわたし」が癒され、励まされたのです。これには本当に驚きました。CAPは寸劇を見ながら、自分を守る権利があることや、実際に変質者に会ったときに逃げる方法などを学ぶのですが、コワイことを脅かされてやっているという感じはなく、CAPのスタッフの方が絶えず会場の方に「これはどう思うかな○○さん」と呼びかけるので、それも良かったです。寸劇にも参加しました。「小学三年生のわたし」が、意地悪な上級生からお友達を守るせりふを言うのですが、心からこんこんとお友達をかばう感情が湧き出してきて、せりふが勝手にでてきたのです。何かとても懐かしい気持ちになりました。そんな「ワークショップ」を体験して感じたのは、あなたは守られて安心していいんだよ、あなたは強いんだよ、というメッセージ。日ごろどこかで自分を過小評価しがちだった私にとって、それはとても優しい感動でした。時間の流れに置き去りにされた「傷ついた子どもの声」を聴いてくれる人達がいること、そしてそんな人に自分がなれることを知ることができました。


 その日家に帰り、CAPに行ってきたことを両親と話していたら、ふと、子ども時代に言えなかった傷ついたことの話しがすんなり出てきました。一生言うことはないだろうし、言う必要もないとどこかであきらめいていただけに、両親にその話しを受け止めてもらえたことが深い安心をもたらしてくれました。自分の話しを「聴いて」もらえるだけで、こんなにも心が軽くなるなんて・・・。CAPの活動をしている方々や、熱心にCAPへ誘ってくれた市民ネットの皆さんありがとう。そして大人の一人として、子どもの声を「聴く」ことがどれほど大切なことかを身を持って感じます。


 子育てに忙しいお母さん、お父さん、もう「大人になった子ども」をお持ちのお母さん、お父さん、そしてもう「大人」のみなさん、「自分の子ども」や、「自分の中の子ども」の声をゆっくり聴く時間を設けてみてはどうでしょう。最後に、CAPを日本に最初に紹介した森田ゆりさんとたくさんの子どもたちが作った絵本「気持ちの本」から印象的だった箇所を抜粋します。
 「どんな気持ちも大切だよ。」
 「お母さんとお父さんも、自分の気持ちを正直に見つめて、だれかに話して、聞いてもらうといいのにね。」
 「こう感じると悪い子だとか、こう感じてはいけない、などということはない。」
 「色んな気持ちがあるあなた。そのままのあなたで いいんだよ。」
目に見えない心という世界。子どもの心の世界は汚れを知らない真っ白な雪の原のようです。そこにつけられた足跡という名の傷が子どもにつく前に「逃げたり」、傷を受けても「立ち直る」ことができるのは、私たち大人の姿勢にかかっている、そう、切に思うのでした。

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